M. I.

学生時代に「和牛焼肉専門店 肉ゆるり。」で2年間キャストとして働き、卒業後、正社員として入社しました。良い意味で、学生としてではなく、一人の人として接してもらえたことがとても嬉しかったからです。学校にはあまり馴染めなかったのですが、お店に行くといつも笑顔で迎えてくれる仲間がいて。人とのつながりがすごく温かい会社だと感じています。

小学生の頃から自分でお弁当や夕食を作るくらい料理が好きだったので、まずは調理から教わってきました。普通のレシピ本には載っていないような下処理の方法や、調味料に頼らない味つけのコツなど、専門的なことを先輩から一つ一つ教わるうちに、どんどん楽しくなってきて。そのうち調理だけではなく、接客も自分から積極的に担当するようになりました。調理も接客も両方しっかりと経験させてもらえるのは、山路ならではだと思います。

魚ゆるり。に異動して現在2年目。より美しくおいしそうな仕上がりを追求して試行錯誤する日々です。調理師免許を取得するための勉強もしています。受験料は、会社が負担してくれるんです。現場では、牛刀、出刃包丁、柳刃包丁など様々な包丁を使いこなす手ほどきを受けている最中ですが、まだまだ扱い慣れず、苦戦しています。

目の前の課題はたくさんありますが、いつも笑いが絶えない、会話が絶えない職場なので、とても楽しく働いています。キャストさんたちにも、すごく支えられています。「グラスが足りなくて困っています」とか「ここに人数を増やしてもらえると嬉しいです」などボトムアップで気兼ねなく意見を伝えてくれるのが本当にありがたいです。そういう何でも言いやすい雰囲気って、やっぱり上から伝わってくるものだと思うんです。私も、キャストの頃に本部長や社員さんたちから家族のように温かく接してもらえたので、今度は自分がそういう社員になろうという意識で働いています。

私たちがお客様にご提供しているのは「料理」だけではないんですよね。お店には、人との会話を楽しみに足を運んで下さる常連さんが大勢いらっしゃいます。それはロボットには絶対提供できないものですから。お客様一人ひとりの、その日その時のお気持ちに合わせて、心地よい会話ができるように接客力を磨いていきたいです。